01.小説を書き始めたきっかけ
絵が描けないからマンガが描けなかった。絵が描けたらマンガを描いてたと思う。
小説を書いてみようと思ったのは、小5年の頃。それまで物語といえば児童文学だった私に、友達が「これおもしろいから読んでみて」と一冊の文庫を貸してくれました。
キラキラでかわいい絵柄の表紙。
中もキラキラでかわいい挿絵がいっぱい。
本文はヒロインの一人称で、するする頭に入ってくる。ストーリーはまるでアニメ。
なんだこれ! おもしろい!
貸してくれた友達と「これめっちゃおもしろいね!」「でしょ!」「うちらもやってみたいね」「やろうやろう」という話になり、交換ノートで物語をつづり始めました。
どんな話にする? 物語の舞台は……登場人物は……こういう人が出てきたらおもしろいよね! そんな話をするのがとてもとても楽しかった。
でも創作って難しいですよね。ノートは長続きせず、友達の創作熱も冷めていき、クラスの話題は新発売のゲームへと移ろっていきました。ゲームをしない私はクラスメイトたちの会話に参加できず、創作で一人遊びをしていました。
物語を文字でつづるきっかけはこれ。私がゲームをしなかったから。
しなかったというか、できなかったんですよね。ゲーム機なんて買ったら勉強しなくなるでしょ! というのが教員だった母の持論でございました。当時はテレビゲームに熱中する子どもが社会問題になっていたんですよ。
え、今も?
ちなみに今でもゲームはしません。
子どもの頃に禁じられていたからではなく、もともとゲームに興味が持てないタイプだったみたいです。
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