ファン一号

大学のゼミで書いた小説の評価は、良くなかった。発想は良いが、文法や演出等が未熟らしい。作家に、なれるかな。肩を落としながら帰り道を歩いていると、急に俺の前に同じゼミ生が現れた。

「貴方の小説、大好き! また読みたい!」

ゼミ生が走り去る背中を、俺は見つめた。


帰ったら、新作書こう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る