第8話 破滅を防ぐには?

「……………。」


アンズは、また無言になって パタン…と本を閉じた。


「先生……。全ての宝珠を手に入れると、願い事が叶うと言うのは、本当ですか?」


カイトは今、5つの宝珠を集めている。

アレクは「ウーム…」と唸った。


「“願いが叶う”……と言うのは私には分かりかねますが……。宝珠を全て手に入れた者は、強大な“力”を手に入れる事は出来るでしょう……。その代わり、宝珠は失われてしまいます」


「先生…!! このままだと…世界は破滅へ向かうかも知れない!!」

「なっ…何ですと?」

「破滅を防ぐ方法は ありますか――?」

「そうですな……。宝珠を全て守護する事が出来れば 問題無いと思いますが……。」

「…………。」


アンズとクロウスは顔を見合わせ、今までの話を整理した。


「今まで俺たちが皆と一緒に守護出来たのは……。」


風の宝珠(緑色の指輪)⇒芽依が風太と共に守護中。


光の宝珠⇒実は???が守護中。


大地の宝珠(原石)⇒芽依がキングベヒーモスと共に守護中。

※のぞみから報告あり。


氷の宝珠(オパールの指輪)⇒シロネがシルヴィアと共に守護中。

※のぞみから報告あり。


火炎の宝珠⇒実は???が守護中。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る