第10話雪国やイマジナリかと惑ひけり
雪国やイマジナリかと惑ひけり
冬の季語:雪国
スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』見てきました。
主人公は、ラジャーという少年。
アマンダという少女の秘密のともだち。
アマンダにしか見えないともだちです。
子どものころ、自分だけのともだちをつくりだした方もいるかもしれません。
子どもにしかわからない秘密のともだちは、
子どもが成長す内に消えてしまいます。
その消えてしまう秘密のともだちは、“イマジナリ”と呼ばれます。
彼らは、忘れられてしまうと消えてしまうのですが、
消えてしまう前に、イマジナリの町にたどり着けば、
そのまま存在し続けることができます。
関東は晴れた日が多く、大雪が降ることは滅多にありません。
テレビで北海道や北陸、東北の情景をみると、
別の世界を見ているような気分になります。
そして、川端康成の『雪国』。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
有名な一文ですね。別の世界にたどりついたような心地になるでしょうか。
イマジナリの世界に足を踏み入れたような気分かもしれません。
とはいっても、雪国で暮らしている方たちの苦労は並大抵のことではありません。
雪が降ったと思ったらあたたかくなり、雪解けに困ることもあります。
どうぞ、お気をつけてお過ごしください。
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