第3話木枯や厚手のパジャマ揺らしけり

 木枯や厚手のパジャマ揺らしけり



 冬の季語:木枯こがらし。古くは秋の季語とされていました。



冷たい風が吹く日が増えました。

冷たい風が吹くたびに、木の葉が散って、

どんどん木の枝が寂しくなっていきます。

巻き起こる風が渦となり、木の葉たちがくるりくるりと踊るよう。


水分の抜けたからからの葉っぱが、かさかさと音を立てます。

積もった枯葉を踏むときの感触が好きでした。

ぬれていなければ、クッションのようで、

座るのも楽しいものでした。


冷たい風が吹いていると、外に干した洗濯物も、

なかなか乾きません。


洗濯物が乾いたか、乾いていないか。


乾いているように思えても、衣類には冷たさが残っていますね。

ゆらりゆらりと揺れる洗濯物。

たまに洗濯物がとんでいくほどの、強い風が吹くこともあります。

寒い時期、朝の寒い時間帯、干した先から凍ることもある洗濯物。

少しでも乾いてほしいなと思います。






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