最後まで奏でられなかった音楽(シーズン10)

殴り書き書店

第一章・第五十八話 ①Two-month and half entrance test war, such as me(僕らの2カ月半受験戦争)

994 受験勉強に於けるシステムの変更

 シーズン10【真琴と眞子の受験勉強編(*'ω'*)】スタート♪

第一章・第五十八話【①Two-month and half entrance test war, such as me(僕らの2カ月半受験戦争)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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 058【①Two-month and half entrance test war, such as me】


 『さぁさぁ、皆さんの大好きな、お勉強の時間ですよ。今日も、ビシビシいくザマスよ』


 ……なぁ~んてね。

イキナリ出だしから調子の良い事を言ってる眞子で~す。


崇秀の新居にお招きして頂いたあの日から、無駄にテンションが鰻登りになり。

そのテンションが下がる事知らずな毎日を送り、気合が入り捲くってる眞子で~す。


……っと、言いますのもですね。

あの、一部で乱痴気騒ぎになった文化祭の日に、わたくし向井眞子は、崇秀の新居で思い掛けない様な幸せに包まれましてですね。

この幸せを誰かにお裾分けしたくて、今現在の私は居ても立っても居られないんですよ。


だからね、あの日、崇秀の家で、自分の心に誓った言葉を『不言実行』させる事にしたのよ。


その第一弾が……まずは目下の目標である、真琴ちゃん及び、お世話に成ったクラスメイトの『志望高校受験で一発全員合格』

これを成功させる為にも、日々、他人の勉強を見る毎日を繰り返している訳なんですよ。


……ってな感じなんで。

まず今回は、真琴ちゃんの件は後にして、先に『クラスメイト編』を行ってみましょうか。


Here we go!!


***


 ……まぁそんな訳でして、この11月に入ってからと言うもの。

みんなの学力向上を目指した勉強をする為に、依頼されたライブのHELPを、ほぼ断ってる状態にしてですね。

コチラの勉強を教える方に専念し様とは思ってはいるんだけどね。


実際は、そう万事が全て上手く事が運ぶ訳もなく。

大体、週に2回、金曜日・土曜日の週末は、必ずライブのHELPの話が舞い込んで来て、ライブハウスに顔を出さなきゃいけないでいる。

特に、こういった週末ライブや、どうしても外せない大箱ライブの時は、ナントか、カントか上手く予定を調整してでも、ライブに参加しなければならないですからね。


何故なら、今まで色々とお世話になったバンドの方に頼まれたんじゃ、中々断れたもんじゃありませんしね。


此処には義理や人情なんかの話が絡んでくるから、そこを無碍に断ったんじゃあ『女が廃る』ってもんですよ。

誰に対してであっても、絶対に不義理な真似だけはしたくありませんからね。


だから、これ等のライブだけは、絶対に外せない。


でも、そうは言ってもね。

私自身が『受験生』と言う名目のが有るから、HELPにお誘い頂いてるバンドの皆さんも、あまり無理な注文はして来ずに、大半はライブの出演を諦めてくれており。

比較的『ライブを断る事』は上手くいっているのも否めない話でもあるんですよ。


結局、どこまでも皆さんに甘やかして貰ってるんだろうね。


まぁこの辺については、感謝の念が尽きないので、受験が終わったら倍にして返させて頂きます。


だから、これに懲りず、また誘って下さいね。


頑張りますんで♪



……まぁまぁそんな風に、放課後の時間を無理矢理作る為に、ライブに行く時間を上手く裂いて、みんなの勉強の時間を作っている訳なんですけど。

バンドの皆さんに無理を言って作らさせて貰った、この時間に報いる為にも、もっともっと、クラスメイトの学力を向上したいので、此処で少しみんなの勉強を見る形態を変化させる事にしたの。


……なにを、どう変えたかと申しますとですね。


今までの様に、放課後に『教室で集団補習的に勉強を見る』のは辞めてですね。

5~6人程度の数人で集まって、個人的に勉強を見る『少人数システム』を採用したんですよ。


勿論、こうするのにも、ちゃんとした理由が有ってね。


大人数の勉強を見てると、どうしても教えてる皆さんが、本当に勉強の内容が『解ってるのか?』『解ってないのか?』の判断が非常にし辛いから。


……ほらほら、これは、私の過去の実体験でもあった話なんだけどね。


皆さんも、学校の授業で、こう言う体験が無いかなぁ?


得意科目の授業については、黒板に書かれている内容も、ちゃんと把握出来てるし、先生の言ってる意味もバッチリ解ってて100%OKなんだけど、不得意な教科になると、これが一気に完全に逆転してしまい。

授業内容が、まったくと言って良いほど、なにも頭に入って来ない状態なのに、ドンドン授業だけが前に進んで行き、取り残されていく感覚。


俗に言う『解らない人は、その場に置いてけ堀にされる』って言うギース的な現状にね。


これこそが、優等生と、劣等生を作る、学校の悪しき大人数システムなんだけどね。

これと同じ様なシステムを採用したまま勉強してたんじゃ、まったくもって意味が無いでしょ。


早い話で言えばね。

この『授業内容が解らない』と言う非常にマズイ現状を解消しようと思い。

放課後、少人数で、一生懸命補習をやってるって言うパターンに変更した訳なんですよ。


だから、此処は1つ、少々非効率には成ろうとも、1人1人の学力にあった勉強を教える方法を取る事にしたのよ。


これこそが、少人数で勉強を見るシステムを採用した理由って訳だね。



……っで、今日は、ウッチー事『内田雪子さん』のご両親が経営されてる駅前の喫茶店にクラスの数人が集合して、補習をさせて貰う予定を立てております。


勿論、そうは言っても、お店の営業を邪魔する様な野暮な真似は致しませんよ。

ちゃんと営業の邪魔にならない様な、店の隅っこの場所を借り。

迷惑が掛からない様に静かに勉強をしながら、1月にある高校入試に向って『勉強会』なるものを催させて貰ってますからね。


お世話になります。


でもね、でもね。

こうやってでも無理を聞いて貰ってるのにも訳があってね。


学生の本分が勉強である以上、一分一秒で『受験生』には浮かれてる時間なんかないんですよ。


今は、どうやってでも、クラス全員を志望校に一発合格させれる様な勉強方法を取らないとダメな時期ですしね。


その為にも、少々の無理を通してでも勉強しておる訳ですよ。


文化祭なんかの余韻に浸って遊んでいると、後で泣き見ますよ……3-Bの皆さん。



……あぁ因みにね。

私自身は、約束通り、真上さんと、飯綱ちゃんと一緒に、蓮田高校を受験する事を決めてはいるんだけどね。

これについては、普通に受けても『合格して当たり前』だと思っているし。

それ以前に、学校から、チャッカリ『学費免除の推薦枠』を貰っておりますので、その辺の抜かりは有りません。


寧ろバッチリです!!


調子乗り過ぎですかね?(笑)


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【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>

今回より始まりましたシーズン10【真琴と眞子の受験勉強編(*'ω'*)】&第一章・第五十八話【①Two-month and half entrance test war, such as me(僕らの2カ月半受験戦争)】の出足は如何だったでしょうか?(笑)


まぁまぁ此処は、此処は少々思う所がありまして『学校で大人数の勉強を見る』方向性から『少人数制』に変更した訳なのですが。

どうしても大人数で勉強をやった場合『教えてる者が全員に目がいかない』から、このシステムに変更させて頂きましたぁ♪


さてさて、その効果は如何程の物なのか?


次回はその辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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