閉じる
表示設定
目次
魔王さんに会うために北の関所を目指す
ことになった。
俺はクラウスさんに別れを告げると部屋を出る。
《それじゃ、失礼します》
《うむ、気をつけて行ってくるんだよ》
《はい、ありがとうございます》
俺は部屋を出て行った。
屋敷の外に出る前にセレナさんに会いに行くことにした。
彼女には世話になったし一言お礼を言いたいと思ったからだ。
彼女の姿を探していると偶然にも向こうの方からやってきた。
《あら？ もうお出かけですか？》
《はい、お陰様で無事にこの、屋敷の旦那様兼王様にも会えました》
《それは良かったですね》
《では、行ってきます》
《はい、いってらっしゃいませ》
俺はセレナさんに見送られながら屋敷を出た。
さあ、次の目的地である北の関所を目指して出発しよう！ 俺は意気揚々と歩き出した。………………
しばらく歩いているとやがて街が見えてきた。
あれが関所の街か。
この街道を真っ直ぐ進めば到着するはず。
俺は街の中に入って行った。
街に入ると大きな建物があった。
看板が掲げられておりそこには"ようこそ、北の関所へ"と書かれている。
どうやらここが入口らしい。
門番の人に話しかける。
《すみません、この街に来たのですけど通行許可証みたいなものは必要でしょうか？》
すると、彼は答えた。
《いいや、別に必要はないよ。ただ身分を証明するものがあれば見せて貰えるかな？》
《はい、わかりました。ちょっと待って下さい》 俺は懐にしまっていた
王さまの手紙を取り出し彼に見せた。
すると、彼の表情が曇った。
《こ、これは！？ すまない！ 少しここで待ってもらえるか？ 確認を取る！》
《わ、分かりました……》
……待つこと数秒。
先程の彼が戻ってきた。
《待たせて悪かったね。通ってもいいぞ》
《え？ 本当に大丈夫なのですか？》
《ああ、問題ないさ。この手紙は本物のようだし、それに君は恩人みたいだからな。さあ、行きなさい》
《は、はい……ありがとうございました……》
俺は関所を通り抜けた。
そして、遂に俺は魔王城のある魔都に到着したのであった。
ついに辿り着いた。
魔都へ。
ここから魔王城まで徒歩で3日の距離だという。
さあ行こう。魔王城へ。
こうして俺は魔王城へと向かった
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます