二
田舎は厭だ。まず虫。単身赴任で借りている古い戸建ての大きな窓には、帰宅して電気をつけると必ずびっしりと無数の虫がひっついて蠢いていて、おぞましい。それと毎日近所を徘徊している生気のない老人。夜遅く帰宅するときも朝早く出勤するときも必ず家のすぐそばの角ですれ違うので、気持ちが悪い。
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