「………お願い

飛騨あかねちゃん」

　最期の、望みはあなただけなのよ。

　お願い気付いて。

ヴィーヴィー

「ん??」

　スマートフォンを、見るヒダヒダ。

　いつも使うアプリに更新はない。

「どうしたのヒダヒダ ??」

　様子が、おかしいので気になる友達たち。

「うんヒダヒダのスマホにメールが来てさぁ………」

　一瞬、メッセが来たと思ってスマートフォンを開いたが、首をかしげるヒダヒダ。

「彼氏 ??」

　ヒダヒダの背中に、乗っかって画面を見ようとする友達。

「いや違うけど」

　急いで、否定して友達から避難するヒダヒダ。

「開けないほ」

　友達の、忠告があったのだが、

パンパカパーン

「あぁもう開いちゃったわ」

　メールを、開くと音が流れる。

「そうなんだ

それで内容は ??」

　音からして、文面が気になる友達。

「なんかお礼みたいなの書いてあるけど特にリンクとか無いよ」

　苦笑いするヒダヒダ。

「それじゃあウイルスとかじゃあなくて相手を間違えたのかな ??」

　少し、ホッとする友達たち。

「そうかもね」

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