第8話
「えっ でも実際に………
ってアンテさん ??」
やっと、気付いてくれたみたいね。
そう、ニセの電話をかけたのはあたしで北谷の旦那さんの声を合成して話をでっちあげたのも全部あたしの仕業なのよ。
「ええ 邪魔だったので帰ってもらいました」
満面の、笑みで答えるわ。
「なんてことを」
右手で、顔を覆うケンジ先生。
「先生も お困りでしたよね ??」
お互い、困っているでしょ。
「うん まぁ困っていなかったとは言いきれないけど」
やっぱり、そうよね。
人間の、気持ちとかほとんど理解出来ない妖精のような存在のあたしなのだけど今回は当たったみたいね。
「さあ はじめましょうか ??」
ケンジ先生の肩を、そっと抱き寄せる。
「ぅん………」
あたしは、ケンジ先生の返事を待つことなく舌を先生のクチの中へと滑りこませる。
絡み合う舌先に、悦びを感じ一気に押し倒す。
「さあ 脱いで………」
そう言ったが、半ば強引に上半身の服を剥ぎ取ると造形美のような肉体があらわになり乳首を人差し指で、もてあそぶ。
「ぅクッ」
思わず、甘美な声が漏れ出る先生。
「先生 気持ちイイの ??」
固くなった乳首を、さらに刺激する。
「あぁ」
我慢しきれずに、声をあげる先生。
「もっと 気持ちイイことしてあげるね」
吸い付いて、舌を這わせる。
「はぁはぁはぁ」
小一時間
「先生………」
つい、さっきまで料理が並んでいたテーブルにチカラ尽きて倒れこむケンジ先生とその横に並ぶあたし。
「ん ??」
やさしい顔で、あたしに視線を向ける先生。
「先生も 中に出しちゃうんだね」
一発目から、大胆だよね。
「えっ 出してって言ってるから」
そう、頼んだのはあたしの方からだからね。
「うん すっごく気持ちよかったよ」
満足感いっぱいのあたし。
「そっか」
そう聞いて、笑顔になる先生。
「先生は? 気持ちよかったのかな ??」
ちゃんと、気持ちよかったのかな。
「もちろん 最高に気持ちよかったよ」
ほほえむ先生。
「アハッ
よかったわ」
「旦那さんに 絶対バレないようにね」
「はーい」
とは言え、もう主人の顔も見たくないから計画は次の段階に進むべきよね。
明日、任務中にもし緊急スクランブルがあればリーダーの隣で飛ぶことになる。
「明日が 楽しみだなぁ………」
次の日
「朝食が 出来ました」
結局、ゆうべは一緒のベッドで寝ているが求めて来る素振りも見せなかったリーダー。
「ああ わかった」
朝食後、リーダーの運転する車に乗って基地に入り引き継ぎを行う。
「とりあえず 以上です
夜間に 不審な機体は来ませんでした」
「了解」
もしかしたら、今日は緊急スクランブル無いかもね。
なーんだ、命拾いしたわねリーダー。
「チェッ」
そう思って、リーダーの方を見ると出樫班長となにか話をしているよ。
「微妙に 聞き取れない距離ね
なにを 話し合いしているのだろうね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます