取られて戻って来た元カノ、そして冤罪になったがお前は救済ヒロインじゃない！！

第1話

「そ、そんな」

言葉が出てしまった。

小学校から一緒で、中学生の頃に付き合った彼女が

「ごめんね、優。今まで楽しかったよ」

浮気して、別な男を選んだ。

そして、幼馴染は転校した。

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そして、一年が経ち今度は

「痴漢よ！！」

「えっ？」

俺は痴漢の冤罪をかけられた。

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それから、俺はクラスメイトから虐められ、冤罪のこと、そして取られたことも含めて俺をいじくられた。

家族も俺を責めるし、俺は限界を迎えていた。

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「・・・はぁ？冤罪が認められた？」

どうやら、新しい犠牲者が出て再検査した所俺も、被害者だと判明した。

そして、職員室から出て、とりあえず今日は学校を休んで警察とこのあと話すことになった。

「ねぇ、だから言ったでしょ。優君はしてないって信じてた通り」

そこには元カノが居た。

「・・・」

春は少し前にこっちに戻って来て、彼氏と別れた。

そして、確かに春だけは俺が痴漢をしてないと言っていた。

「・・・きっとこのあと、クラス連中、特に優君が好きだった連中は態度を変えるよ」

「・・・」

「優君は辛いだろうね。信じて貰えなくて、あそこまで酷いことをされて」

「・・・」

「優君、今度こそ私があなたのために、何でもして、どんなことも受け入れる、救済ヒロインになるからね」

「・・・」

こうして、一緒にいるだけに嫌な奴に救済ヒロインになれるか

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