僕の命の灯火が尽きる時君に愛が伝わるならば

@kagunoa

価値のない命


「貴方が好きだった……」


学校の屋上の鉄格子から彼女こと

佐々木 零奈は飛び降りようとしていた、


「は?」と僕はそんな言葉を放つ


ごめん…急すぎるよね……


えーと、君が飛び降りようとしてるのと僕に告ってるのはなんの関係があるのかな…?


あ、えーと私いじめられててだから死ぬ前に告ってから逝こうと…


は?なんでそんな意味わかんないことしてるん?告って成功しても死ぬなら意味無くね?


いやどうせこの恋は叶わないからいいかって思って…


はぁ…まぁとりあえず返事を返すと、いいよ付き合っても


へ?


へ?じゃねえーよ…だから付き合ってもいいって言ってるの


ほ、ほほほほほ、ほんとに本当…?


あ、あぁまじもマジもマジ大マジだよ…


やったぁ!


てかそこから戻ってこいとりあえず……


うん!


ところでなんて呼べばいいかな?


んーと夜咲ノアだし夜咲でいいんじゃね?


いや、なんか距離感じるじゃん!


お前距離感の詰め方バケモン早くね?


いや別にいいじゃん


んーとじゃあノアくんとかどうかな?


まぁじゃあそれでいいよ…


やったぁ!じゃあよろしくねノアくん!


「こうして僕と彼女の恋愛が始まったのであった」

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