第30話駄菓子屋さんの思い出

 こんにちは、仲津です。


 昨日の夕食はおでんでした。

 と言っても、ふたり暮らしの食卓には、練り物を買ってきて一から作ると量が多くなりすぎるので、袋入りの既製品に、1~2品足したもの。

 お出汁の味が少し濃いので、お湯で薄めて少し煮込めば完成。


 おでんを食べると、小学生の頃、学校近くにあった駄菓子屋のハタヤさんで買い食いしたのを思い出します。


 今はもうお店があった場所は更地になってしまいましたが、当時50代くらいのご夫婦でやっていました。


 駄菓子の他に、大きな鉄板が4台あって、それがテーブル代わりでした。

 その横に寒い時期はおでんを煮ている四角い鍋が置かれていて、懐かしい風景なので今でも覚えています。(夏は当然かき氷でした)


 子供の小遣いなので、おでんは一度に何か一つしか買えなくて、竹輪にしようか、はんぺんにしようか、それともがんもにするか、友達と悩んだものでした。


 塾帰りに(当時は定番のそろばん塾です)お腹が空いたところに食べるおでんは、とても美味しかったように思います。


 天板では、もんじ焼きが食べられました。

 もんじゃ焼きではなく「もんじ焼き」です。


 うどん粉(薄力粉)と砂糖を水で溶いただけの種を焼いて食べるのですが、おそらく、もともとは、鉄板の上で文字を書いて焼いて覚えたとかいう「文字焼き」なのではないかと推測しています。


 ちょっと贅沢する時は、「卵」もありました。とき卵に醤油を垂らしたのを焼くだけなんですが(笑)そんなたわいもない食べ物でも楽しかったですね。


 妹とは10歳年が離れているのですが、妹はもんじ焼きを知らないようでした。

 学区が変わったため、私とは通った小学校が違うので知らなかったのか、それとも、10年の間にもんじ焼きは消えてしまったのかわかりませんが、年代の差を感じました。

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