第18話メールゲームのこと

 こんにちは、仲津です。

今朝は比較的暖かい朝です。


先日、第16話でパソコンを買ったばかりの頃の話をしましたけれど、その頃ネットで見つけて参加していたのが、Eメールゲーム play by Eーmail(PBEM)という遊びでした。


 それ以前にメールゲーム play by mail(PBM)という郵便でやり取りするゲームがあって、そのネット版ということです。


 遊び方は基になる設定と物語(小説)が参加者に配られ、それを読んで参加者は自分が演じるキャラクターを作り、その物語の中でキャラをどう動かすかマスター(主催者)へ提示します。


 マスターはそれを使って、それぞれの続きの物語を書き(リプレイ)参加者にもどします。参加者はそれを読んで、キャラの次の行動を決めて返信します。


 その繰り返しで、エンディングまでお話を作っていくという遊びです。

 PBEMもPBMもネットでやるか郵便でやるかの違いで遊び方はおなじです。


 テーブルトークRPGなどと一緒で、今のRPGゲームの前身のような感じでしょうか。

 私は最初、個人の方がマスターのゲームに参加したのですが、有料でそういうサービスをしているゲーム会社もありました。


 今考えると、個人で主催する場合、マスタ-のストーリーを作る技術が物を言う遊びでしたね。

 参加者の数だけお話の展開が変化しますし、複数のリプレイを書かなければならないので、大変な作業だと思います。それにエンディングまで導くのは難しそうです。

 今ならAIがあるので、AIはそういうの得意かもしれません。


 それが私がネットゲームに触れた最初の経験でした。


 その後、今もあるゲーム会社が運営していた、掲示板を使ったロールプレイゲームに参加しました。

 ロールプレイというのは「役割を演じる」ということなので、自分のキャラクター設定をして、それに合わせてどう行動させるかという遊びです。


 そこには複数の国家が設定されていて、そのどれかに所属して暮らしていくということになります。国にはそれぞれの掲示板があって、そこで内政が行われ、共通の掲示板ではいわゆる外交になるのかな。国同士の同盟が結ばれたり、戦争や革命が起こったり。

 大まかなストーリー設定の中で、大勢のプレイヤーがそれぞれに演じていくわけですから、かなり混沌としていました。


 そこをやめてからは、いわゆるネットゲームMMORPGに入って行きます。


 そういう遊びをしていたためか、もう良い年になるクセに(笑)異世界もチートもすんなり受け入れられたのかもしれませんね。

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