第47話 1/26-2/5 新型コロナ備忘録

 基本的に肉体的苦痛はすぐに忘れます。覚えててもいいことないから。精神的苦痛は一生忘れないけど、こっちは性格的な問題だと思います。そんな人間の新型コロナ記。すでにもう忘れかけてますが書いときます。

 1/26(金)この日もいつも通りまったり起きてまったりしてたら、既にコロナうつってるかもしれないという事を知らされる。この時点では熱も咳もなし。今更できることもないので放置。食料はあるし別にしばらく外出しなくても大丈夫だし。でも夜ぐらいからちょっと喉に違和感が。

 土曜日、なんか怠い。熱があるような気がして測ったけど至って平温。今思えばこの時は全然元気だった。

 日曜日、朝から怠い。ご飯食べて薬飲んで横になる。この時うっかり朝と晩だけ飲むタイプの咳止め薬を飲んでしまう。だって朝は熱なかったんだもん・・・昼ご飯は食べたがそれ以降はひたすら横たわるだけの屍と化す。この私がスマホすら見られなくなる、YouTubeで音を聞くだけもできなくなるなんてマジ重症。実際今回はこの時がピークだった。何もできないのでとりあえず寝る。しんどくでちょこちょこ目を覚ます。布団が暑いと感じたのでたぶん熱もあったと思うけど測る気力はなし。それどころか飲み水すら取りに行く元気なし。寝返りをうつのもしんどかった。

 夜九時、このままだとよくないと無理やり起き上がって総合感冒薬を飲む。食後に飲めとか知らん。寝すぎで腰も痛かったのでソファに座ってしばらくぼんやりする。すると30分後、突然元気になる。それはもう唐突に世界が開けた。なるほどこれが金パブの力か!(違う)体が急激に楽になって多幸感すらあった。薬ってすごいね。

 とはいえ治ってる訳ないので十一時ぐらいにまた横になる。眠くないけど体を休めないとね・・・と暗闇で目を瞑ること数時間、まったく眠れず。たしかに元々不眠気味ではあるけれどこの時はあきらかにおかしかった。頭の中でずっと文字が暴れていた。普通はそれでも時間が経てば文字がゆっくりになっていくんだけどこの日は外が明るくなるまでスピードが衰えず。しかも頭だけの覚醒で体は起きてない。夢というには明晰な精神だけがマラソンをしてるような奇妙な時間だった。なんか色々考えてたけど覚えてるのはツイッターで話題になったこと全部に対してお気持ちを表明してやろうかと思ってそれに関する文章を考えてたこと。結構本気だったけど今となっては微妙だなぁ・・・プラスマイナスの岩橋ってダウンタウンのごっつええ感じ出てたよね?いや、wikiみたら岩橋がNSC入学前にごっつは終わってるので出てる訳ないんだけど、なんか見たような気がするんだよなぁ、この記憶はいったい何なんだろう。

 月曜日は風邪薬飲んで大人しくしてた。火曜日は熱は下がって喉が痛くなってきたので鼻炎薬に変えた。体はだいぶ楽になったけど外に行く元気はなかったので初めてネットスーパーを注文。午前中に頼んでも最短次の日なのか・・・このまま治るかと思った水曜日ぐらいから咳が出てくる。そしてネットスーパーって超便利だね。なんとなく頼んだゼリー飲料のおいしさに感激。なるほど、風邪の時はこういうのがいいんだな。木曜日に嗅覚がなくなっていることに気が付く。味覚はあるけどなにかが変。

 その後2/5(月)現在、症状としては嗅覚の消失と咳痰だけが残った。未だに匂いは香水を直接嗅いでもわからん。味覚は塩分を強く感じてる気がする。甘いもしょっぱいもわかるけど、なにかがおかしい。いつもの味じゃない。ググると二週間程度で戻るという話があったのでしばらく様子見するつもり。結局病院は一度も行かず。だって急いで治す必要ないからねぇ。誰かにコロナ罹ったということを証明する必要もないし。

 行かなかった一番の理由は病院と薬局で計数時間待つのが辛過ぎるから。特に今色々流行ってるらしいので混んでたら椅子にも座れずに待つ羽目になるし。あれしんど過ぎるよね。トラウマとまでは言わないけど理由がない限りはやりたくない行為。今回はほぼほぼ感染源がわかってたのでスキップしました。ちなみにしんどさは以前インフルに罹った時と同じぐらいでした。働いてる時に罹ったら一週間ぐらい休んでたと思うしそう思うとゾッとするね。つかもう二月ってことにくらくらするよ。体感的にはまだ一月なんですけど。そんな日々。

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