第5話 -王女視点- 抹殺計画
-王女視点-
「!?」
「!?」
なぜ驚いてるかなど言うまでもなく自分たちが犯罪者だと佐田光希にバレているからである。そして…
「お父様」
「あぁ」
「「ステータスオープン」」
身体の力が抜けていることからステータスを開く。
名前: アルシュタイン・カロン
Lv76
性別:男
年齢: 41歳
種族: 人族
職業: カロン王国国王
HP:2000
MP:2000
攻撃:2000
防御:2000
魔攻:1000
魔防:1000
俊敏:2000
魔力:1000
ユニークスキル: なし
スキル: 凶暴化Lv4
加護: 女神の加護
称号: カロン王国国王 犯罪者 殺人鬼 表の王裏の王
名前: サーティ・カロン
Lv28
性別:女
年齢: 15際
種族: 人族
職業: カロン王国王女
HP:1000
MP:1000
攻撃:500
防御:500
魔攻:2000
魔防:2000
俊敏: 500
魔力:2500
ユニークスキル: 無し
スキル: 奴隷術Lv8 魔力操作Lv4
魔法:風魔法Lv4 回復魔法Lv5 火魔法Lv3召喚魔法Lv8
加護: 女神の加護
称号: カロン王国第4王女 犯罪者 快楽殺人者 奴隷王
(ステータスが減少している!?でも、、どうやって?そんなスキルは持っていなかったはず。私たちが犯罪者だと知っているのも不可解。うっ!ステータス低下の影響で身体がだるい)
「なんじゃ!?このステータスは!!?」
「王よ。どうされましたか!?」
「ご気分がすぐれないみたいですが?」
「おい!お前達今すぐさっき出て行った者を連れもどせ!これは王命だ早急にせい!」
(ここで連れ戻すのはまずい 勇者達がまだ大聖堂に残ってるし慎重に行くべき)
「待ってくださいお父様!」
「なんじゃい我が娘よ」
「まだ大聖堂に勇者達が残っております。ここで慌てて連れ戻すと勇者達にバレてしまいます」
「・・・うむ、それもそうじゃな。 お前達、今のは無しだ!これから会議を始める、騎士団長を連れてこい!」
「はっ!了解いたしました!」
しばらくして…
ガチャ
「失礼します」
「うむ」
「騎士団長こちらの椅子にどうぞ」
騎士団長と呼ばれた人の名前はターマスティ・ボイルド 年齢は30際を超えており、頭はスキンヘッド瞳の色は黒で左目にナイフで切られたような傷跡がある。
この王国一の剣の使い手だ。
「これから会議を始める!ではまずは…今日異世界人を召喚したのは覚えているな?そこで異分子が紛れ込んであった」
「異分子?」
そう返したのはターマスティ騎士団長
「うむ。其奴は称号:逸脱者を持っておった」
「なんと!?」
「そして今しがた追放するためにここに呼び出したのだが奴にステータスとスキルを奪われてしまっての」
「そんなステータスとスキルを奪うスキル…失礼ながら王よ、そんなスキルが本当に実在するのでしょうか?」
「あぁ、ステータスを奪ってるか消してるかはわからんが確実にそういった類のスキルを所持している」
「なんと」
「そこで騎士団長にはあやつの抹殺をお願いしたい」
「抹殺ですか…」
「これは国のためでもあるのです。逸脱者の称号を持った人間がこの国、いやこの世界にいること自体あってはならないのです。」
「それもそうですね。それでは抹殺の件引き受けましょう」
「決行は今夜、闇に乗じて奴を殺してこい。あとこれをやる」
そういって王は騎士団長に腕輪を差し出した
「これは?」
「その腕輪はスキル封じの腕輪です。それを装備してると3回だけ相手が発動しようとしているスキルを封じ込めることができるのです。」
「うむ、ステータスを奪うスキルを持っている以上持っていて損はあるまい」
「わかりました今夜計画を実行致します。」
「うむ、よろしく頼んだぞ」
そうして騎士団長と騎士、魔術師たちが部屋から出て行く。残ったのは王と王女のみ。
「このステータスでは、人を殺すこともなかなかできないのう」
「そうですねお父様、私は奴隷術スキルが残っていただけましですが、ユニークスキルも消えてしまったことですし」
「奴を殺してステータスが戻ればいいんじゃが。早く殺しの続きをしないとおちおち夜も眠れないわい」
「そうですね...」
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