星朧(ほしおぼろ)三春

見ることは愛することか星朧

みることはあいすることかほしおぼろ



山を眺めながら

思索しているのか

眠っているのか

後姿からはうかがえない


尾羽根が少し揺れたので

小さな声で呼んでみる


ほとんど囁くような呼びかけに

ゆっくりと振り返ろうとする鳥


見るというのは愛するということなのだ

そんな思いが浮かんだ


わたしが何気なく目をやると

鳥はたいていわたしを見ている

いつも愛してくれている


だから神様なんだ

と思う


https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817330666724493268


詩を少々「山眠り鳥眠る」より

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る