【精神科一般病棟1日目】オトナを取り仕切る17歳

「荷物をまとめて。今から行くよ。」と6月最初の平日の金曜日。平日とはいえ、世の中は連休中。予定を押して一般病棟に。


隔離病棟の生活は約10日※👈何日間だっかを確認する。


ワクワクした。👈詳しくやる気持ちとドキドキ感出す

普通の病棟に移れる。風呂に入れる。金曜日はカラオケの時間がある。カラオケを歌っている楽しげな一時がある。音痴だか歌いたい!コロナ禍で更に病院生活中。余計楽しみはない。コロナで外には出れない。娑婆の空気を1ミリも吸えない。だからせめてカラオケをしたい!


高速部屋も隔離部屋も一般病棟も全て同じ階。厳重に扉で行き来が完全に出来なくなっている。

ナースステーションの周りをぐるぐる回っているだけ。

丸のようなまるで無い。病院自体変わった形の作り。丸というより3角形でこの3つの部屋を3角に回っている。3角木馬と言うか。本当に有難くないおしおきと折檻を体で受けたのだから。本当の体罰を病院で。国は厚生労働省は、この病院のプログラムを認可して、保険レセプト1が適用されるのか?


大した荷物は無いのだか、台車に荷物を載せてまとめていた何故かナースステーションで預かっていた服と財布と貴重品を返された。自分であずかってと。他に何があったのか思い出せないのだが、共有スペースにあるロッカーに預けていた荷物も取り出した。移る際に諸注意程度な事も言われたと記憶している⁉️あ


先にいっぱんびょうとうに移った2人に遅れてようやく、隔離部屋から移った。


『重い扉』が開かれた。


一般病棟に入ったのは楽しみにしていたカラオケが終わり、荷物とまとめた台車を押しながら、※ご飯食べるスペースをなんと言う※ 昼食中だった。

満席の50以上のカレーのスプーンを持つ手を止め、大勢の目が一斉に私に集まった。人前が好きで得意な私でも一点に集めたその視線は痛く感じた


移る直前に看護師に言われた事

「食事の席は決まってないですが、大体の場所は自然に決まって来ます。決まった席では無いのですが、好きな所にどうぞ」と。


他にも洗濯機の使い方や風呂の入り方、共同スペースの冷蔵庫の使い方等説明を受けたのだが、洗濯機とその食堂スペースでの説明が何故か妙に耳に残った。


何故食事の席くらいの事で、わざわざ説明を受けないと行けないのか?食べ終わったら、自分のマイ箸を食堂の蛇口で箸を洗わないと行けないのか?洗面所や手を洗うところ。ほかにも蛇口はあるのに、何故か?神妙にも珍妙にも感じた。

何十人とぼーっと列に並んで順番を待つ。

その後、それは奇妙な光景を感じる事になる。 👈 時系列以外でも順序これでいいか? あとで整理


早食いの私がこの入院生活、ゆっくりよく噛んで食べていた。

食後にできる妙な「ロングトレイン」を見て、行先は15m程の食堂手洗い蛇口。巧妙な何か妙妙と、長明、無明、最明法蓮・・・。南無、と心の中で思っていた。(キリスト教に本当に神様がいるのなら、願わくば彼らとその周りに「闇」ではなく「光」を与え賜え)


50人は超える視線から逃れた訳ではなく、荷物を部屋に置いてきた。

同じ病院でも生活をする場所は違う。同じフロアでも違う部屋に隣に引っ越し。

部屋は道路側の相部屋の3人部屋。ベットは窓側だった。


食堂に戻ってきてさて何処に座ろうかと一瞬考えた。1番奥の何故か前が空いている席に座った。

学校の席や遠足のバスの1番後ろの席みたいなもので、そこにはヤンチャだったりおっかなかったり、凶暴な奴が座る。


この病院の食堂もそう。

何か若いのに変な凶暴さを醸し出す奴が食堂のテーブルに卓上簡易スピーカーを前に置いて座って、この空間を束ねていた。彼は長く伸びた自分の髪も束ねていた。その彼の前に座ることにした。

スピーカーからはEDMとまではいかないまでもズブズブ系の電子音が流れていた。食堂中に。

「揃って食事をしている時間位、彼は音を止めないんだ。」

「年齢性別みんなそれぞれ。好きな音楽も違う。その音を心地よく思ってない人も当然いる。簡易スピーカーだから音質と言うより音域のバランスがぐちゃぐちゃでおかしい。高音と低音を強調しすぎ。音が歪んでいるというか。そもそも色んな人が食堂でご飯を食べている中でそれが迷惑だと彼は分からないんだ。」

諸注意の中にあった「『音楽はヘッドホンで聞きましょう』という諸注意を守らなければ、看護師も注意しないんだ。」

隔離部屋から移っていきなり面食らったが、一見して僕の方が年上。

だが、彼の方がここでの生活は長い。彼はここでの生活の先輩。

「先輩よろしくお願いします」とそんな気持で座った。勿論そんな事はわざわざ口に出さない。

なぜならそこが『1番手強い』奴だと思ったから。

(マズローの欲求の理論ではないが、衣食住。ここは最低限生きる上での大事な物は全て揃っている。ベースとなる『基地』があるんだから。あとは戦える。ボクの尊敬する『あの人』なら絶対に強いヤツ(人・組織)と戦う。「強い奴」としか戦わない。なら、俺もそうしよう。強い奴と戦おう。かと言って、弱い奴から何かツマラナイ物を貰うのももう辞めよう。そいつらは弱い事も分からず吠えているだけ。かといって10ー0で勝たずに、2分だけ貰い8分で祓って、追っ払おう。そもそも認知されれば、初めから2分など貰う必要もない。BMやベンツにひるむのが世の大半なもので、世の手強いだとか、セオリー通りでないから何してくるか分からないだとか、めんどくさい奴だと思われれば相手は何もしてこない。苦手だからこそ継続しよう。)


音のバランスの取れてないスピーカーからズブズブ系とまでも行かない。ポップな電子音とまでも行かない。激しくもない。僕が今のカルチャーどころか全くテレビも新聞も見ていない。偏ったネット動画や自分の好きな音楽しか追っていない。今の世の中の事が知らないことだらけ。オリンピックの結果もワールドカップの結果もずっと知らない。そんな生活をしてるので、それがアニメの主題歌なのか何かのゲーム音楽なのか皆目検討もつかない。が、今風な音。

相手の懐に飛び込むつもりではなく、合わせに行った訳ではなく、相手の土俵に上がっただけ。

自分もポップな電気音が好きだから。知らない事には知っている人に耳を傾けるのは当然のこと。

知ったかぶるのではなく、そこで知ればいい。

(*そこでかく一瞬の恥より、その一瞬の恥で得られる物の方が大きい。旅の恥は搔き捨てではなく、旅こそが人生そのものなのだから、人生はどんどん恥をかこう。無駄に旅をする必要もない。恥をかいた分だけ楽になれるし、恥をかく快感は何物にも変えられない宝物にきっと必ずなるから。だから出来れば毎日沢山恥を書こう。好きなあの子に話しかけるとか。ボクも人生の失敗があるからこうして小説を書いていられるんだから。失敗していいんだよ。)


「松本と言います。前いいですか?」と言いながら着席し一人だけ少し遅れて食事。

そのスピーカーから流れている音楽に「こういう曲好き!」と言いながら、彼の隣にいた20代後半の女性とも話をした。

実際、そういう音は好きなのだから。


その女性の名前は陽子(仮名)さん。ピンクのパジャマだったか室内着だったかを着ていた。彼女は入院生活中よくピンクの服を身にまとっていた。幼児の時ならまだしも歳を重ねるごとに黒い服を着て澄ましているのが大半なのだから、ピンクを着るって意外と勇気のある事なのかもしれない。(着てしまえば恥ずかしがらずに堂々と。似合う似合わないなんてどうでもいい。好きで着たのだから、着こなすというか、自分が樹木の木の如く着る。)

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