第15話 神の使いは推しの姿で現れる
私は怖い映画が苦手です。
爆発とか、
さらわれるとか、
もう帰ってこれないかもしれないとか。
ホラー系の怖さも、
暴力的な怖さも、
精神追い詰めてくる系の怖さも苦手です。
エログロホラーサスペンスSF
これらのうたい文句があるものは避けていた・・・
というより私の世界には入って来れなかったんだと思います。
私がそれだけ拒絶オーラでも出していたのか。
でも、ある俳優を好きになって
その人の作品を見漁るうちに
そういう今まで避けてきたジャンルの作品に行きついてしまいました。
結果、観ました。
早送り、消音、瞳を閉じて耳を塞ぐなどを駆使して。
なんとか作品の内容は損なわない程度に頑張りながら観ました。
結果、感動しました。
ある舞台なんかは「これが芸術か・・・!!!」と血の海にたたずむ推しを見て、
泣きそうになるほど心震えました。
推しは、私の世界を倍速で広げてくれた。
私みたいな、コタツでぬくぬく家に引きこもってるような人間を、
半ば強引に人ごみの中や、
真冬の寒空の下や、
真夏の芝生の上に引きずり出してくれました。
今なら分かります。
これから、こうして、文章を書くにあたって、
食わず嫌いはもったいないんじゃないかって教えてくれたんだと思います。
神様、
推し様、
マジでありがとうございます。
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