第10話 いやんなるよ

娘の友だちにイラついていた


さっきだ。


お前さぁと呼びつけ


我が家の玄関でなにやら明日のことを娘へ質問していて


娘を小ばかにしたような言葉を娘に向けていたので


おいおいおいおいおい


とわたしの中の岸辺露伴先生が立ち上がったのである


でも、所詮子どもなのである


だから、わたしも子どもなのである


こうやって、

わが子たちが傷つくような人、出来事があると馬鹿みたいに沸騰してしまう脳みそを何とかしなくちゃあならないんだ


しかも後から聞くと、本人はさして馬鹿にされたという意識もない


なんてこと!


まったくこれだから、恋は盲目ってね!


愛しすぎると分かんなくなっちゃうんだから、嫌だわ


明日、お友だちには謝ろうと思う


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