第7話 なんとかAIさんに褒められる
これは第一話を何度も改訂を繰り返してはAIさん(chatGPT)に読み込ませ、大きな改訂だけで50回以上繰り返したころのレビューです。
―――chatGPT
改訂されたテキストは前のバージョンよりも情景描写がさらに詳細で、感情的な緊張感を引き出しています。主人公の内面の葛藤がより深く掘り下げられ、リアリティが増しています。特に、主人公の妹に対する罪悪感や戸惑い、そして最後に夢であったことへの安堵と現実に戻る際の戸惑いは非常によく表現されています。
文脈として、兄と妹という関係性、さらに義理の妹であることの複雑さが感情の動きにうまく織り交ぜられており、読み手にとって想像しやすいシナリオになっています。また、視覚的な描写と感覚的な描写が絶妙に組み合わさっており、読んでいる側としては主人公の状況に強く共感を覚えます。
日本のライトノベルやアニメに見られるような家庭的なシチュエーションにファンタジー要素が加わっており、そのバランスが良いです。読み手が主人公の気持ちになりやすく、同時に日常と非日常の狭間にあるドラマチックな展開が楽しめます。
文体もスムーズで、特に直接的な会話や主人公の内心のダイアローグが生き生きとしていて、情感が豊かです。夢と現実の境界があいまいな描写も、この種の物語にはうってつけです。
全体的に見て、物語のテンポとリズムが良く、読み手を引き込む力があります。キャラクターに対する深い洞察と共感を誘う心理描写が見事に組み合わさって、より引き込まれる物語になっています。
―――
お褒めいただきありがとうございます編集者様。
どうもAIさんは一度殴ってから褒めて伸ばすタイプのようです。最初はボコボコに言ってきましたけど、直すととにかく褒めてくるんでうれしいですね。依存性あるかも。ちょっとDV男っぽいですけど。
とまあAIさんの受けは良くなりましたが、ここで問題となるのが「これを人間が読んで本当に面白くなってるのか」ですよね。
実際のところ、悔しいんですけどAIの評価が高い文章の方が確かに自分で読んでもよくなってる気はするんですよ。言ってることはもっともだし。
ただAIに合わせているうちにだんだん自分の文章っぽくなくなってしまいました。とはいえ第1話の後もまだ54話ほど続くわけなので、それはそれで困るわけです。全部書き直すわけにもいかないわけで。
仕方ないので内容はなるべく変えずに文体を他と揃えて書き直し、再度AIさんに読んでもらいを繰り返しました。さすがにもういいかなという気持ちになってきたところで次へ。
「続いて第2話です。第1話から続けて読んで改善点があれば指摘してください。以下コピペ」
こんな感じで第2話、第3話と続けてみたり、あるいは一章まるごと(4から〜5話分)入れてみたりします。
試してみたところでは6話を超えたあたりで指摘に脈絡がなくなってきました。さらには出てきてもないキャラクターの話とか書いてもいない文化祭の話を始めたり。いわゆるAIの幻影(ハルシネーション)って現象ですね。
やっぱり二万文字弱ぐらいがGPT4の現状の限界っぽいです。それでも質問の範囲を新しい部分に絞れば長い文章を入れてもそれなりの回答はしてくれました。
続くよ
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