幕間

「洋館にて~暗躍」

 ここはとある洋館の部屋。

 銀髪の男と黒髪の女が向き合っている。

 アナコンダのような大蛇にその女性が、巻き疲れて苦しんでいる。

 男性が蛇に命じる度に蛇が、女性をじわじわと、締め付け女性の苦痛の声が漏れる。


「――理解しております…。かなめ様、後生ごしょうですからもう、お許しください」


 女は、涙を流して、冷たい瞳をした男に懇願こんがんした。

めて欲しいか…?れ者め、何度、仕置きをすれば理解するのだ。貴様は、奴に随分と入れ込んでいるようだ。こうして、解らせなければ、貴様はあのまま、奴の元に居続けたのだろう?私に何も報告もせずに」


「良いか、貴様は私の傀儡くぐつだ、ただの手駒なのだ。それ以下でも、それ以上でもない。理解したか?理解したなら、近いうちに結果を出せ、さもなくば!」


「ああ――っっ!!!」


 女は、蛇に絞めつけられ気絶した。

「ふっ、貴様はまだ、殺しはしない。利用価値があるからな…」

 男は、蛇から女を解放して、冷酷な双方の薄い蒼の瞳で女を見下ろしそして、その温度の低い冷たい唇で情愛の欠片も感じられない、口づけを女の唇に落とした。


 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 ここまでお読みくださりありがとうございます。

 3章に入ります。

 亀更新になりますが、良かったらお付き合いください。

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