「輪廻の休憩所」氷雨輪廻相談所へようこそ・第5話編 3わちゃわちゃ「壁に耳あり、障子に目あり」

 デフォルメ輪廻達のわちゃわちゃ劇です。



 輪廻とりなが話している。

 部屋の外で椿と大和が聞き耳を立てている。



 椿「輪廻さま、小鳥遊さんに輪廻さまや、私達のことを話していますね」

 大和「何で、りなちゃんが霧の中を見られたのか。若も気になるんだろうな。」


 大和「相手のことを聞くには、まず自分の事から言うべきだろうから…」

 椿「珍しく賢い答えですわね」

 大和「(ムカッ)それより、椿。相談者の会話は、聴いちゃいけねえんじゃ?俺には、そう言ったくせに…」


 椿「うるさいっ!バカ鬼!」

 大和「おうおう、やるってのか?ツンツンデレ猫!」

 椿「なんですって?」



 ゲシッと大和の尻を蹴る椿。

 とっさに、椿の腕を引っ張って道連れにする大和。


「うわあっ」

「きゃあっ」


 ほんの少し開いていたドアから、部屋の中になだれ込む。大和と椿。

 それに気が付いていた輪廻が、溜め息を吐いて呆れながら言う。


 輪廻「大和、椿…何をしている?」

 椿「私はっ、鬼塚さんが!」


 りな「まあまあ、輪廻さんっ。落ち着いて」

 輪廻「まあ、良い…座れ」

 椿・大和|(小鳥遊さん(りなちゃん)助かった)


 心の中でりなに感謝する椿と大和。

 りな「あはは…」

 いつもこうなのかなと苦笑いする、りなでした。

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