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「最低賃金が過去最高の上げ幅だって大々的に報道されてましたよね。あれって政府のプロパガンダなんです。……」

──『日本のGDPが二位だった頃、GDPが国力を計る最も良い指標って教育されてましたよね。あれって政府のプロパガンダなんです。GDPが世界四位になった今からNHKの報道を見ていてください。日本のGDPの順位が下がっていく今後、恐らく国力を測る指標の一つとしてGDPは、とか日本にとって都合のいいように言葉を付け足してきますから』──

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 誰かや団体を誹謗中傷する意図は全くありません。

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 2023年12月11日(月)。21時05分。小春日和。黄砂も飛んでまるで五月という感じ。


 こんにちは。井上和音です。


 「あれって政府のプロパガンダなんです」という言葉は使い勝手が良いのではないかとお風呂場の中でふと思いました。冒頭言も試しに使ってみました。それっぽい説得力のある文章になっているようないないような。ただの遊びですからね。


 「あれって政府のプロパガンダなんです」の出典はれいわ新選組の代表の山本太郎さんですね。インターネットで調べてもその情報は出てきませんでした。


 福島第一原子力発電所にたまった処理水を海へ放出する際の、山本太郎さんが行った街頭演説がありました。全く同じ引用にはなりませんが、別に良い悪いとか批評とかしたいわけではないので、軽い引用でこういう感じです。


 「政府がトリチウムの基準値を計っていくと言ってますよね。あれって政府のプロパガンダなんです。実は放射性物質はトリチウムだけでなくて、何種類もあるんです。それをトリチウムだけが危険であるかのように皆さんに報道しているだけなんです」


 みたいな感じですかね。「あれって政府のプロパガンダなんです」で色々と創ってみようかなと思いました。


 「1+1=2って学校現場で習いますよね。あれって政府のプロパガンダなんです。1+1=2になるのって数学の世界の出来事でしかないんです。実際に皆さん周りを見渡してみてください。人間一人一人が力を合わせたら、1+1は2にも3にも100にもなるんです。そういう化学反応を一切無視して数学界の論理だけを小学生に教える。基準が絶対と教える教育現場。これおかしいですよね。これを容認している政府は現場で働いている大人達の敵でしかありません」


 なんか危ない気がしてきましたね。いや。誰も何も批判するつもりも茶化すつもりも何もないのですが。


 上手いことが思い付かないのでもう日記でいいのかな。


 「最低賃金が過去最高の上げ幅だって大々的に報道されてましたよね。あれって政府のプロパガンダなんです。実際に最低賃金近くで働いている人の話を聞いてみてください。『予算が増えるわけではないので出勤抑制を食らっている』『働きたいのに働けない』そんな声ばっかりですよ。実際に最低賃金で働いている人の声を聞こうともしない、経団連の話しか聞かない。今の政府では日本の経済を語る資格はありません」


 危険。何度も言いますが政権批判をしたいわけでもありません。ただロジックを創っているだけです。


 本人が本当に言いそうで危ないんだなこれが。


 とはいえ何を言っても大丈夫だと思いますよ。井上和音が生きていたからウクライナで戦争が起こったとかイスラエルがガザ地区を攻め入っているとか。何一つ関係ありませんから。


 ただ記録として残してくと、ガザ地区での水の供給がイスラエルの進軍前と比べて5%になったそうです。95%減ですね。日本の地震どころではありませんよ。水の供給車も来ない。その5%のうちの8割が井戸水らしいですが、燃料の枯渇により井戸水を引き上げることも出来ない。軽く言ってしまうのもおこがましいとは思いますが、本当にただの地獄ですね。災害ではなく人災というところが地獄。停戦すれば地獄が終わるのに停戦しないのもまた地獄。この地獄は人の心に住む地獄です。お金とか権益とか歴史とか色々とあるのでしょうけれども、お金なんてどうでもいいほどにパレスチナでは地獄を過ごしています。ハマスの首長を捕らえることがそんなに大事ですか。一人の人間を拘束なり射殺なりする間に20,000人近い人が死に絶えました。生きている人も地獄の中で生きています。死んだほうがマシだと叫ぶインタビューももう何回も見ました。


 この文章も危ないのかもしれませんね。


 なんか余計なものを付け加えるのも何かと思うので、もう今日は終わりましょうか。今日は雨でした。暖かったです。仕事に行きました。明日も仕事に行くのでしょう。出勤抑制を食らった障害者の方から相談の電話がやって来ました。その障害者の方は元気な障害者の方なので、休みなくフルタイムで働いていましたが、最低賃金が上がったことにより来年から出勤抑制があると告げられたそうです。井上さんにも出勤抑制が告げられたとしたら、なんとか上のほうに掛け合ってくれないかと電話越しで頼まれました。しかしながら、そもそもの私は元気ではなく社会保障が受けられるぎりぎりの出勤しか最初からしていないので、自分には出勤抑制の話は来ないと思うと告げました。賃金が上がったのに働けないというロジックはよく考えましたね。結局年収は変わっていませんね。難しい時代に私たちは生きています。

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