外国人から見た日本語の難しさ。日本語は難し過ぎます。oと発音する単語だけでも「お」「を」「尾」「緒」「御」……。

──『試験はコスパの良い遊びだ』──

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 ※タイトルから書いています。内容がそぐわない可能性がありますがご容赦ください。

 ※タイトルを変えました。最初のタイトルは「共通テストも公務員試験一次試験も、「クイズ 丸をつけるだけ!」」でした。

 ※マウントを取りたいわけではありません。

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 2023年11月27日(月)。21時07分。


 毎週月曜日、午後7時30分からのNHK教育テレビは番組なぜか毎週面白い。普段なら偉人の年収 How much? があっていて面白いし、今日は葛飾北斎の特集で、偉人の年収 How much? ではなかったが、非常に面白い番組だった。葛飾北斎のことを徹底的に調べてあるし、葛飾北斎がマンガの原点だったという回では、本当にマンガの一ページであるかのような絵が登場した。よくもここまで調べ上げたものだと感心した。葛飾北斎の娘、葛飾応為かつしかおういの絵も見てみて驚いた。葛飾北斎のあの絵はGreat Wave と呼ばれているんだなあと雑学も付いた。葛飾応為の三人の娘がそれぞれ楽器を鳴らす絵などは、Bad Apple! の影絵の三人組を思わせてくれた。もしかして元ネタ? そんなはずはない。葛飾応為が研究され始めたのがここ数十年のことらしかった。また、海外のほうが葛飾応為に関する研究が盛んらしい。


 だいぶ絵画も海外に流れたのだろうなと親近者も言っていた。多分そうだろうね。自分の手の内にある宝物は宝物とは分からずに、その価値も分からずに手放してしまうものだよねと悲しくなってしまう。


 自分もあるのだろうねきっと。精神科閉鎖病棟隔離室に無理矢理本人の同意も得ずに医療保護入院という名の強制送還を経験した自分としては、今ある環境がいかに恵まれているのかもよく分かっている。


 今もなんとなくAmazonでポチっとKindleを買ったが、それを出来るだけで相当恵まれている。それも読むのはFire Maxだ。2023年に新発売された、いわば時代の最先端。持ち運びの出来るモニターでKindleを読むようなものだ。


 これ以上の贅沢ってどこにあるの。今を楽しもうと思ったら、睡眠時間が足りなくなってしまう。ぐっすり眠るのも好きだ。安定した日常を送れる。それだけで、世界は充分だと思ってしまう。


 HSKという中国語の試験が迫っているが、それが受けられるだけでも充分幸せだ。何よりも、自分でお金を貯めて、自分で選んだ試験だ。自分で選べるだけの自由があることが、閉鎖病棟隔離室に居た頃の自分からは信じられないほど遠くへ来たと思ってしまう。


 お前のそのメモリーはもういいんだと言われそうですね。何回聞かせんだそのメモリーってやつですね。今に生きるというのならば、HSK3級の書写を頑張れ。最後まで足掻け。ここは都会じゃないから、次のHSKは一ヶ月後とか選択肢が多いわけでは無いんだ。次は半年後なんだ。Kindleは揃っている。あとは詰め込めるかどうかそれだけだ。


 語学を学ぶ際には、母国語と外国語の単語の一対一の対応を徹底的にやっていくことだけが大事だと思っている。ただ、その一対一の対応に関して、例えば苹果という中国語があったら。


 苹果=林檎(意味)


 なのだが、それ以外にも。


 苹果=ピングオ(読み方)


 だったり。


 苹果=名詞(品詞)


 だったり。一対一の対応とひとえに言っても分解すると結局一対三の対応になったりする。自分は頭が悪いので一対三の対応が出来ない。一対一の対応が三つあると考えたほうが覚えやすい。


 ただし、今回の中国語のみならず、日本語に関しても品詞をいちいち覚えて日本語を話していることはしていない。出来ない。覚えられない。だから外国語を学ぶ際にも品詞で説明されてもよく分からない。分からないという表現が曖昧ならば、覚えられないと言ったほうが正確か。なんとなく、イメージで、発音しにくいから。逆に発音しやすいから。それくらいの感覚で品詞や語順などは考えている。


 最近英語ではようやく動詞の自動詞と他動詞を区別するアメリカ人の気持ちが分かったような気がする。英語に限らずインド=ヨーロッパ語系の言葉は動詞が一番大事なのだ。動詞だけで誰が喋っているかも分かるレベルで動詞が大事なのだと分かった。古典ギリシア語やラテン語を読めば分かる。日本語は非常に難しい。ひらがなが異常に簡単なために、発音は簡単だろうが、同じ読みをする漢字が多すぎる。外国人からしたら絶対に分からないし、分けられないと思われる。中国語の界(ジエ)と街(ジエ)を日本人の初学者の私が読んでも「どっちも同じじゃないですかー」と嘆いてしまうが、日本語の「わ」と「は」。「お」と「を」もどっちも同じじゃないですかーとなってしまう。ちなみに「を」はoと発音する地域もあればwoと発音する地域もある。更に言えば、「お」と発音する単語は「尾」「緒」「御」と大量に出てくる。こんなのを外国人の初学者にぶつけてしまえば「ほら李らろ~」と頭が混乱することは必至だ。


 タイトルからだいぶずれている。タイトルを書いた時にはふざけた気持ちが大きかったが、なぜか真面目な語学の解釈の記事になってしまった。


 タイトルは変えましょうね。公務員試験一次試験も共通テストも宅建試験も全部「クイズ 丸をつけるだけ!」であることは変わりがない。「合格する方法? 正解に丸をつけるだけでいいのではないのでしょうか」と試験に対する天才ならばそう言いそうだけれど、そのうちAIとか発達していった先にはそういうことを平気で口走るAIが出てきてもおかしくないのかもしれない。もしくは宇宙人とか。進化し過ぎた未来の人間とか。試験が試験で無くなる未来もいつか来るのかもしれない。


 そのうち試験が遊びになる世界。もう既に来ている?

 

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