第9話 昼寝

畳の控室は居心地がいい。

たっぷり昼寝を楽しんだ。

電話が鳴る。

お前の妹、カレー食った後、受付で昼寝してるぞ…、ミサイル…?

受話器の向こうは混乱していた。

モニターを見る。

映る、二人の男。

なるほど、似ている。

そっくりさんだろ。

よくあることだ。

受話器を置く。

ごろり、再び畳に身を転がした。

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