見えない星

星を見失ってしまってから

もう随分と経ってしまった


微かな名残の煌めきを

偶に感じることはあるけれど

それは幻のように儚く


今では


わたしの夜空には

仄かに灯る月だけが

ただ静かに浮かんでいる


慰めるように


慈しむように

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