輪郭の滲んだ

歪なわたしが

部屋のなかで蹲っている

ああ

これは影なのか


わたしと

わたしの影の境目は

どんどん曖昧になっていき

今ではほとんど

見分けがつかなくなってしまった


誰も気づかないのが

不思議なくらいに

色を失って


わたしは、ひとつの影になった

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