散りゆく言の葉

酷くだるい身体を横たえて

窓の外の曇り空を見上げている

どんな空でもそれは空で

その向こうには世界が広がっていて

なのにどうして

わたしには

こんなに遠いんだろう


閉じ込められているのは

身体なのか

心なのか

どちらが先に朽ちていくのか


声のかわりに

文字を探し続ける

せめて言葉を失いたくなくて


はらりはらりと散りゆく言の葉

あまりに儚く

あまりに脆く


こうして消えていくというのに

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