不意に

不意に

怖さに気づく時がある


あたりまえにしていることの

できていることの

動作の意味に

焦点を合わせてハッとしてしまうような


自分の寄る辺なさに

途方に暮れてしまう瞬間



わたしみたいな人間は

あまりにもクッキリと

焦点を合わせすぎると

それはそれで立ちすくんで

固まって動けなくなるから


きっと


少しぼんやりしてるくらいが

いいんだと思う

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