第7話思い出の先へ

お気に入りの服を着て帽子を被る

眺めた雲は僕を忘れていた

天井のカレンダーを捲り

日差しの強い朝を迎えた

閉じたカーテンを抱きしめて

夕暮れの訪れを理解する

夜空を忘れ果て

私の概念に赤い雪が落ちた

積もった思いが空になり

溶けた愛が赤く染まる

無駄だと理解していても

想いには血が流れ

生きようとしている

通り過ぎた道に後悔して

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