第24話 生徒会
入学2日目、今日から通常日課の5時間授業が始まった。
放課後のクラブ活動も始まり、新入生は今日から1週間の間自由に見学する事が出来る。
僕もアルと一緒にクラブ見学をしようと思っていたけど、僕は今生徒会室に居る。
──遡る事30分前
「レオン・ランカスターはこのクラスに居る?」
「はい。僕がレオン・ランカスターですが、、。」
「君、首席だよね?」
「はい。」
「良かった!」
「僕は生徒会長のアーノルド・アスターだ。君は新入生だから知らなかったのかもしれないが、首席は必ず生徒会に入らなきゃいけない決まりなんだ。」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ。僕も1年生の時、すごくびっくりした思い出がある。」
「今日ここには君に生徒会を案内しようと思って来たんだ。」
「これから用事とかあるなら今度にするけど。」
「大丈夫です。」
「良かった!」
「それじゃあ、まず生徒会室の場所だけど3階にあるから、この教室からはここの階段を使うと早く着くよ。」
「ここが生徒会室。広いでしょ?」
「はい、びっくりしました!」
「外から見た時はこんなに広いとは思いませんでした、、。」
「生徒会室中にそれぞれ、スペースが分かれているのは分かるね?」
「はい。」
「生徒会と言っても皆んなが同じ仕事をしている訳じゃなくて、それぞれの役割ごとに机が分かれてるんだ。君にも役割については今度説明するから。」
「ここが僕の机。」
「一応生徒会長だから、何かあった時の為にも生徒会室全体が見渡せる場所に机が置いてある。」
「ここが応接間。お客様が来た時に使う部屋。」
「ここが相談室。生徒が困っている事を相談できる部屋。そして、──」
「これで終わり。」
その後、生徒会室の部屋について一通り案内し終わると、大まかな生徒会の仕事内容などを説明してくれた。
今日は急に生徒会に入らなきゃいけないという事を知ってすごく驚いたけど、生徒会室の案内の途中に会った生徒会の先輩達は、皆んな良い人達ばかりで少し安心した。
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