分岐02 平行線の世界(透坂)



〇分岐


 フェイスに記憶を取られた後、夜の校舎にてステラが徘徊。

 嵐の夜、階段にて剣を持ったツヴァンを目撃している事。



〇あらすじ


 フェイスの呪いによって大切な記憶をなくしてしまったステラ。

 取り戻すために夜の校舎を徘徊していたところ、ツヴァンに見つかってしまう。

 しかし、その時に記憶をフラッシュバックさせたステラはパニック状態に陥り、その場から逃走。

 校舎の屋上へとたどり着く。

 追いついたツヴァンは、ステラと精神が繋がっている影響で呪いの力を受ける。

 精神を汚染された事により、過去の幻覚を見たツヴァンは、ステラを助けるために、とある選択を下す。

 その選択によって、精神を安定させたステラは、学校を休学になるのだが……。

 その平穏は続かない。

 クーデターの影響でグレイアンが暴政を強いた国内、家族を人質をとられたステラは、騎士として無理矢理働かされてしまう。

 苦難の中で精神をすり減らしていったステラは、とある任務で自暴自棄になりかけるが、その場にツヴァンがかけつける。

 隠れ家でかくまわれる事になったステラは、再び穏やかな生活を送るが、精神の回復はあまり見込めていなかった。

 ツヴァンの狂化が進行し、彼は過去の姿にもどりつつあった。

 そんな中で、グレイアンの手の者の襲撃によって、隠れ家に潜んでいたレジスタンス達は全滅。

 精神に多大なダメージを受けたステラの影響で、ツヴァンは暴食の化け物となってしまう。

 ステラを守るためにその場から離れようとするツヴァンだが、ステラは彼についていくことを選択した。

 それは自分のための「一人になりたくない」という思いからではなく、困っている誰かを「一人にさせたくない」という思いやりからだった。

 その後、暴食討伐を任されたツェルトの手によって、ツヴァンは死にかけるが、そこをステラがかばう。

 別任務によってフェイスに憑依されていたツェルトは、勇者の剣を携帯していなかったため、ステラを死なせてしまう。



〇章構成


01 夜の校舎

02 嵐と雷

03 逃走少女

04 ツヴァンの幻影

05 ツヴァン狂化進行中


06 少女の休学

07 教師訪問

08 クーデター

09 徴兵と人質

10 囲い込みの状況


11 避けられない犠牲

12 一番に切り捨てるべきなのは自分の命

13 彼は助けに来た

14 隠れ家買い出し

15 義眼の少女


16 絵本の答え

17 銀色

18 襲撃された隠れ家

19 全滅と生き残った二人

20 去り行くばけもの


21 ひきとめる少女

22 狂化進行

23 ツェルト暴食の化け物討伐

24 とある化け物の最期

25 共に散った命


26 愛しい少女をその手で葬った少年


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