再発した腰痛

入江 涼子

第1詩

 私はある日に腰に、強烈な痛みを経験した。


 はっきり言って、大声で痛みを叫びたいくらいには痛い。


 魔女の一撃とはよく言ったもんだ。


 世間で言う「ぎっくり腰」になってしまったようだ。


 それからは、大変だった。


 歩くのさえ、一苦労だ。


 動くたびに痛さが背筋を走る。


 二週間くらい経って、やっと治った。


 ああいう思いは懲り懲りだ。


 そう、考えていたのが懐かしい。


 数年後にまたも、腰痛が再発した。


 二回目は一回目よりも痛みが酷かった。


 病院に行き、湿布やらを処方してもらったが。


 中には鎮痛剤と座薬があった。


 よっぽど、痛かったら使ってと先生は言っていた。


 実際に一回だけ、使ったか。


 また、二週間は掛かった。


 今後は付き合っていくしかない。


 今はそんな心境だった。

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