140 大谷さんとドジャース、そしてミステリードラマの変なところ延長戦


●大谷さんとドジャース


 8割方、パドレスを破ってナショナルリーグ地区シリーズを勝ち抜くのは無理だと思っていたので、ドジャースが最後2連勝してリーグ優勝決定シリーズに勝ち進んだことには驚きました。


 特に第5戦では、ダルビッシュ有さんと山本由伸さんの投げ合いになったことで、山本さんに分がないと思っていただけに、意外でした。


 山本さんは勿論、ダルビッシュさんもナイスピッチングでした。ダルビッシュさんは、ホームランを打たれた2球以外は完璧でした。しかしシーズン中に投壊現象を起こしていたドジャース投手陣が、まさか2試合連続完封するとは・・・。これ、ドラマや映画だったらあり得ない脚本ですよ。


 先制のホームランを打ったキケ・ヘルナンデスと、追加点となるホームランを打ったテオスカー・ヘルナンデスも見事でした。


 特にキケ・ヘルナンデスは、今シーズンの前半最後の3連戦でメガネをかけ始めてから、もの凄く打つようになっています。右目の乱視と診断されたのがきっかけだったそうです。


 そこで大谷さんなんですが・・・地区シリーズ最終戦(第5戦)の第1打席、初球真ん中のストレートを見送ったときに、いやな予感がしました。今日は打てないのではないか、と。案の定、ノーヒットに終わってしまいましたね。


 レギュラーシーズン最終戦で、大谷さんは明らかに「ゾーン」がけていました。ポストシーズンになってからホームランこそ1本打っていますが、あとは三振と内野ゴロが多く、打率も2割そこそこに留まっています。とても「ゾーン」に入っているとは思えません。


 これはやはり「視力の異常」を疑ってみるべきなのではないでしょうか。大谷さんが復調しなければ、地区優勝決定シリーズを勝ち抜くのは難しいと思います。

 勿論、異常がないに越したことはないわけで、10月14日のシリーズ初戦までに調子を整えてきてくれれば良いんですけどね。



●「ミステリードラマの変なところ」延長戦


 村上弘明さん主演の「警視庁南平なんぺい班 七人の刑事」という、TBS系列で2009年から2018年まで、2時間ミステリー枠で11作が作られているドラマがあって、内容についてはこれまでも2回くらい言及しているような気がするんですけど、今、ス〇パーのTBS-1チャンネルで毎朝再放送しているんです。


 その中で、2011年に放送された第3作を先日観たんですが、面白かったけど、どうしても合点がいかないところがあったんです。


 連続殺人事件の発端が、2年前に日光市で起こった交通事故にあったというストーリーでした。交差点で信号無視して事故を起こした方が、ぶつかった相手の方が信号を無視したと偽るために、東京から知人を呼んで偽りの目撃者に仕立て上げる、という部分に「う~ん」となってしまったんです。


 東京から知人が到着するまでの約1時間、ぶつかった相手の親子を放置して、それから救急車を呼んだのですが、相手の親子は亡くなってしまいました。

 遺族は「午前5時前に病院に向かったのに、午前6時にあの交差点で事故を起こすはずがない」と警察に主張しますが、「記憶違いだろう」と警察には聞き入れてもらえませんでした。


 やがて遺族は真相を掴み、「相手が信号無視した」と嘘をついていた者たちへの復讐を開始します。


 ここで私が引っかかったのは、東京から偽りの目撃者を呼び寄せる1時間の間に、1台も車が通り過ぎなかったはずがないだろう、という点です。

 早朝とはいえ、日光市ですから観光にやって来る車があるはずでしょう。あるいは運送業者の車などが必ず通るはずです。私が住む田舎でも、夜間・早朝に車が1時間に1台も通らないなんていうことはありません。


 そうだとすると、事故現場を通過した車が警察に通報することもあるでしょう。そうしたら、偽の目撃者にするための知人が到着するより先に、警察が到着してしまいます。

 これではリスキーすぎて、トリックとしては使えません。


 それ以外はよくできたストーリーだっただけに、残念でしたね。



●本日の猫


 前にも書いたような気がしますが、猫の集会所の「元気(オス)」は、隙あらば隣の通路に出てこようとして、引き戸の向こうで私が入ってくるのを待ち構えます。私の足音でわかるようなんです。

 でも通路では「ハナ(メス)」が暮らしているので、「元気」を入れるわけにはいきません。


 私が猫の集会所でキャットフードをご飯皿に入れたり、猫トイレの掃除をしている間にも、「元気」が引き戸を開けて通路に入ってしまいそうなので、キャリーケースの中に入っててもらいます。


 「元気」は私にスリスリしてくるので、捕まえるのは簡単です。キャリーケースに入れるときも、あまり抵抗しません。引っかいたり噛みついたりはしないのです。もしかしたら、これも遊びだと思っているのかも知れません。


 「元気」と一緒に生まれた黒ブチの「ブチコ(メス)」や先輩猫の「チャチャ(オス)」は、心配してキャリーケースの上に乗ったりします。なんだかんだ仲の良い猫たちです。

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