♬第15唄「闇のただなかにいて」蘆屋道満テーマ-安倍晴明物語☆夢幻の月より

 あの、綺麗なくれないの

 ゆうぞらに誓って。

 俺の心は、変わらない。


 暗闇に閉ざされて、何もかも、失っていた。

 もう、後には戻れない。


 修羅しゅらどうち、憎い鬼を滅して

 おのれも朽ちるのみ、

 そう、思っていた。

 そう、思い込んでいた、はずなのに……


 なのに、きみは、きみは……

 自分が、闇のただなかにいても、

 優しく手を差し伸べてくれる。


 ああ……きみの、その隣にいるのは

 俺だったら、良かったのに

 望んではいけない願いを、何度も願った。


 許されてはならない罪、

 許されないはずの罪。

 きみとあいつの手が差し伸べられる。


 三つの視線が交差する。

 修羅は、光のなかへ舞い戻った。


 俺はきみと、光と共に進もう。

 この先、残酷な運命が立ち塞がろうとも、

 きみの光を奪うことは許さない。


 ふたつの光と共に、進んでゆくと誓う。

 その、月のような優しさと共に。



(音楽生成サイトスノへ)

 曲「闇のただなかにいて」蘆屋道満あしやどうまんテーマ

 https://suno.com/song/4a73f466-8bf2-40ad-a088-71260f68099c



 作品【安倍晴明あべのせいめい物語☆~夢幻の月~】

 https://kakuyomu.jp/works/16817330653207686428

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る