第36話 ノクターン

 関東最大の犯罪組織『ノクターン』の理事である女鹿めが。彼はノクターンの幹部である兄貴分、茂木の右腕として働いている。しかし、女鹿の正体は鈴木課長に潜入捜査を命じられた警察官だった。女鹿の正体を知るのは、鈴木課長、連絡役の日向、高橋署長の3人だけだ。長年に及ぶ潜入捜査の中で、女鹿は次第に警官の職務と茂木をはじめとするヤクザの兄弟分たちとの絆の間で揺れ動き、苦悩するようになっていた。


 そんなある日、ノクターンの会長である梁田が交通事故で急死し、後継者争いが勃発する。争いは梁田の右腕だった弓削と、実質No.2である茂木との一騎討ちと目される鈴木課長はこれを組織壊滅の好機と捉えた。

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