第34話 鈴木刑事の執念
自分の離婚話さえ解決できない鈴木刑事は友人の弁護士、広瀬の依頼で、前日に失踪した大富豪、福澤の捜索を引き受ける。
夫人に会った後、宇都宮にある福澤の部屋を訪れ、かつての人気女優、辺見保奈美の写真を見つける。保奈美の夫、正樹は密入国で儲けている男だ。保奈美に会い、莫大な金を持っていることを知る。その時かかった電話で、バー『ロイド』に関係があることを知って乗りこむ。だが、歌手の三島は質問に答えてくれず、あげく、用心棒に叩き出される。福澤誘拐の裏にシンジケートが動いていることを確信。
その頃、福澤夫人に現金50万をよこせという脅迫状が舞いこんだ。広瀬に金を用意させ、保安官の城島刑事とともに指定の場所に。やがて乗用車とスポーツカーが現れ、先に金を受け取った乗用車の運転手は殺され、金はなくなっていた。
以前、福澤が宗教団体の指導者、村田に寄付したことから、山頂の“雲の神殿”がシンジケートの本部と突き止める。三島から福澤の居所を聞き出したものの、既に死んでいて、証人たちもたくみに殺されていた。
殺人の現場に必ずといっていいほど、広瀬が居合せていたことから、真犯人が広瀬だと確信する。問いつめられて自白した後、広瀬は鈴木に拳銃をつきつける。
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