第7話 初めての冒険

エリナとリリアがエリナリアの城下町を後にすると、彼女たちの前には広大な平原が広がっていた。


風が草を揺らし、遠くには山々が連なっている。


この大自然の中で、二人の冒険が始まった。


初日の夜、二人はキャンプを張り、星空の下での夕食を楽しんだ。


リリアは、自ら狩ったウサギを調理し、エリナは魔法の火を使ってそれを焼いた。


焼けたウサギの香ばしい匂いが、キャンプ場に広がった。


「エリナ、私たちの旅はまだ始まったばかりだけど、こんな星空の下での食事は、何物にも代えがたいね。」リリアは、星を眺めながらつぶやいた。


エリナはうなずきながら、リリアの言葉に同意した。


「本当にそうね。私たちがこれから直面するであろう困難や試練を考えると、この平和な時間がどれほど貴重か、改めて感じるわ。」


二人は、夜が更けるまで様々な話をしながら、初めての冒険の夜を楽しんだ。


翌朝、エリナとリリアは早朝から出発し、平原を進むことにした。


途中、彼女たちはさまざまなモンスターや動物たちと出会った。


リリアの持つ弓矢の腕前や、エリナの魔法の力で、彼女たちはそれらの障害を乗り越えていった。


しかし、平原を進むうちに、彼女たちの前に大きな森が現れた。


それは、「闇の森」と呼ばれる、多くの冒険家や探検家が失踪するという恐ろしい森だった。

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