第7話 夕焼けに染まる街に思う
下町
都電がチンチンと音を鳴らして走る。
夕方は太陽が沈む頃、オレンジ色に街を染める。
その線路沿いには彩り豊かな薔薇が咲き誇る。
私はこの時間が愛しい。
喫茶店で珈琲を飲みながら、窓から外の景色を見る。
学校帰りの子どもや買い物帰りの老齢のご夫婦が視界に映る。
『人生て不思議だ。
だって、赤ちゃんからおばあちゃんまで生きることが出来るんだもの。
まるで地図のない探検みたいだ』
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