僕は僕に恋をする

社畜くま

プロローグ

人は恋をする。


その人がいればもう何もいらないと

思うくらいに

恋はまさに盲目だ…


そんな人が、そう思える人が欲しかった。

欲しかった……だが僕の愛は歪みきっていた。



たくさんの人にチヤホヤされて

馬鹿みたいに愛されて

死ぬほど求められながら

首を思いっきり絞められて

死にたい。


歪んだ……

歪みきった愛が欲しかった…


けど…嫌われるのが怖くて言えなかった。


でもそんな時に現れたんだ。

彼女が……



僕の目の前に現れた運命の人

何もかも僕の全てを受け入れてくれた。


まるで僕が求めている事を

わかっているかのように

その願いすらも叶えるように



だがそんなの当然だった。



だって……



僕は僕自身に恋をしたのだ。



最高に狂った愛を求めるために

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