第34話 現役東大生だけど、最初は勉強ができなかった

 私の名前は斎藤健一。現役東大生である。

 今でこそ現役東大生で勉強のできる私だが、昔は日常生活に支障をきたす程、勉強ができなくて、とても苦労した。

 どういうふうに苦労したかと言うと、いろいろあるが、お金の計算ができなかった。

例えば、買い物に行き、ノートや鉛筆を買う事になった。ノートが5冊で500円だったとする。私はお金の計算が苦手でどれだけお金を払えば良いのか分からなかった。私はいつも勘でお金を払っていたのだ。百円玉を適当に出して、レジの人が「足りない」と言ったら、「間違えました」と言ってお金を払っていた。あまりにも「足りない」と言われる事が多かったので、しばらくしてから、千円札で払う事を学習した。


 他にできなかった事は時計の読み方が分からなかった。

 時計の読み方が分からなかったので、毎回、人に聞く必要があった。その時、相手が、なぜ掛け時計があるのに時間を聞くのが不思議そうにしていた。もしかしたら、私が時計が読めない事は、相手にバレていたのかもしれない。しかし、私は相手にバレないように必死に嘘をついていた。例えば、部屋に掛け時計があるのを気付かなかったとか下手な嘘を繰り返した。

 私はそのような事を、幼少期に経験した事で、勉強する事の重要性に気付いたのだ。私は頑張って、勉強することが大事だと痛感した。


 私は勉強の大切さを知り、勉強するようになった。算数の知識があれば、時計を読めるようになるし、お金の計算もできるようになるのだ。時計を読むには、1から60までの数字をしっかり覚える必要があるし、短針、長針についても学習する必要がある。午前、午後という知識も必要だろう。1日が24時間だと言う事も知る必要がある。それに関連して、時間の概念も理解する事が必要になってくる。時計の読み方を知るだけでも、いろんな知識が必要になるのだ。


 買い物をする時のお金の払い方を知るには、やはり算数の知識が必要になる。数の勉強をするだけでなく、消費税の知識も必要だろう。ノートが500円は、税込みの値段なのか税抜きの値段なのか知る必要がある。消費税の計算方法も勉強する必要がある。お金の払い方はさらに複雑で現金が使えない事もある。お金の払い方を知る事も意外といろんなたくさんの知識が必要なのだ。だから、勉強なんてなんの役にも立たないと思っている人は多いけど、そんな事はないのだ。役に立ちまくりである。私はその事を幼少期に知り、勉強をするようになった。勉強するようになってからは、徐々に日常生活も快適に過ごせるようになってきたのだった。

(続く)

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