第六十四話ユニークモンスターとイベント㉛
結局強力な魔物全部狩ってしまった…だって邪魔だったんだもん…
どうやらゴブリンやオークを一定数倒すと勝手に出てくるらしい…キングアイアンゴーレムは運良かったんだな…
それはそうともう《フォーバル》につきそうだな…
《フォーバル》に行く前に《サーデム》で前行ったプレイヤーが経営してるごはん屋に行ってきたのだが、また店長に泣かれた。そんなに客がないの…そして多めに支払っておいた…潰れないでほしい…切実に
さてそんなことを言っていたら《フォーバル》についた
*
(???視点)
「何だろあれ?鳥?」
空をぼーっと眺めていたら黒いなにかが《サーデム》の方から飛んできていた
私視力はいいからなぁ…森からは出られないけど…
[スキル[隠蔽]がスキルレベルMaxになりました。]
[[隠蔽]が[遮絶]へと進化しました]
「とうとう[隠蔽]もスキルレベルMaxか…なんか悲しくなってきたな」
プレイヤーや魔物に狩られないように音をたてないように息を潜めていたので当然私にはフレンドも魔物の友達もいない…はじめた頃は良かったな…これから何しようとかこの種族レアなんじゃない!ってはしゃいでたな…
「どこかに魔物だけどプレイヤーみたいな…私みたいな人いないか──」
バキバキバキバキ!
(いってぇ…!MPちゃんと見てなかった……)
?!…なんか落ちてきたんだけど…魔物?!隠れなきゃ[隠蔽]じゃなくて[遮絶]!
(まぁいいか…丁度森の中みたいだし…ここから探すか…[幻影化])
『ヴオォォォォーーーーン!!』
[???(?)の???により良好状態が全て消滅しました]
(よしこれで……ってなんかいる…)
ばっばばば、バレてないバレてないバレてないバレてない……
(魔物?なのか…?)
「ぴぃ!お願いします殺さないで下さい…!またあの日々に戻りたくないんです!お願いします殺さないで…!」
あの魔物に痛覚感覚をいじる暇もなくひたすら殺され続けて…もはや痛みを感じなくなってた日々に戻りたくないぃ…
(大丈夫か?ちょっと待ってろ…)
ちょっと待ってろ……すぐに殺してやるからってこと……、嫌だ…死にたくない…
(ほい、かなりHP減ってるみたいだから[中級回復薬]使っていたから…お代は……………いらないぞ)
「へ…HP?」
この森HP回復するどころか…毒があるものしかなかったから…ずっと少ない状態で彷徨って…殺されて…繰り返して…
「うぅ…うぅ…」
(えっ、ちょ…どうして泣いて…えっえっ…どうしたら…)
その後はひたすらオロオロしているユニークモンスターと泣き続ける半人半魔の声が森に響いていた
*
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掲示板を除けば初登場!半人半魔
掲示板での一人称は『俺』でしたが一応おなのこです。ラブコメにはなりません…多分…
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