第六十話ユニークモンスターとイベント㉗




そして次にスタンピード強化ねぇ…


俺はシステムメッセージがあってから[焦熱の戦場]に追加されていた項目を眺めていた


スキルツリーみたいになっている強化項目にはフィールド効果の追加や湧き場所前進、無限湧きする魔物の強化などなど沢山並んでいる


強化をするには一日にどれだけスタンピードが続いたかがで入手できるポイントを使う。昨日は丸一日続いてたから結構入手できている


とりあえずフィールド効果にスキル[ミーム汚染]付与を選択

強靭化(STR、VIT増加)、あまいかおり(防御スキル使用不可)を付与っと、あと無限湧きする魔物に湧き数増加と破壊属性(武器防具を低確率で破壊)を付与した


デコイの場所は……ここ以外の遠いところにしよう…絶対に他の街についた瞬間とか移動中に戻される


結局場所はあの隠しダンジョンの洞くつの中にした。案外あそこ誰もこないし…


ちなみに俺は強力な魔物の強化は来なかった…え?幻影化が強化だろって……確かに…


よ、よーしまずは《ファスト》に行こう!さっさと行こう!




*




《ファス卜》到着!

よかった無事に到着できて…戻されたらブチギレてた謎の自信があるわ


今回は特に待に入る意味もないし…瘴気変質を使って変装しなくても…あっ…もう変化で姿変わってるわ


いつの間にか変化でいつもの商人と同じ姿に変わっていた…まじでありがたい


俺もこのイベントが終わったら《第一回闘魔王国杯》に謎の商人として出場するんだ!そのためにも少しは話を広めないと…その前に少しでも強力な魔物を減らさないと、もしかしたら大打撃で延期またはイベント中止になるかもしれないし


《ファスト》の強力な魔物は───



「おい、そこのあんた!手が空いてるならこっちを少し手伝ってくれ!昨日からぶっ続けで戦ってるせいでもうそろそろ死に──」


「──ぷぎっ!」


(はい、これでいいでしょうか?)


「え、あ、はい…」


(では私は失礼して…」



うーん中々ロールプレイも楽じゃないなぁ…話せるだけましになるかと思ったけど話せなかったときは書く時間があったから前の方が楽だったかも…ちなみに鎌のままだとバレる可能性があるのでちゃんと見た目を短剣に変えている



(鎌に慣れすぎて常用してたはずの短剣が使いづらいですね…)


「ぷぎっ!」


(邪魔です)


「ぷぎゅぅ……!」



リーチが違いすぎて攻撃が上手く当たらない…ポイズンスライムごときに2振りもかかってしまった…

話し方はこの話し方をあいつが使ったから真似してるだけ…なんかかっこいいじゃん



(強力な魔物はどこですかね……それにしても魔物が多いこと…)


「ザァギャアー!」


(おっと…ダークトレントですか…まぁポイズンスライムと同じですかね)


「っぎゃぁ……!」



ダークトレント…一見ポイズンスライムよりも硬そうだがHPはさほど変わらないため固定ダメージの前では無力である


……クナイみたいにして投げれねぇかな…やってみるか


あーいけるいける…エイムはあまり良くないけど小さくして量打ちゃ当たる


他プレイヤーには敵がクナイにあたったら消える謎の現象が起こっているように見えてるだろうなぁ…



(多分あそこになにか居そうですね…)



野原の中にいかにも怪しげな林のエリアを見つける。


周りの雑魚敵を倒し尽くして………………減らねぇ!!



(数が多すぎますね…手数が足りない…)


「そこの人ぉ!助太刀するぜぇ!」



おぉ!さっきの人!

もう回復し終わったのか!助かるぜぇ!



「ここは俺に任せて先にいけぇ!」


(へ?)


「大丈夫!すぐにこんなやつら蹴散らせてやるから、終わったら飯でも奢ってくれよ!」


(──っ!ありがとうございます!)



その人のPNは一級フラグ建築士だった…




*




しばらく林の中で彷徨っていると周りが静かになった。

さっきまで聞こえていた虫の声や他のプレイヤーの声が一切聞こえなくなった



(来たか…)


「(『【《ケケケケケケケ〕】}⁾〉


[鑑定]



*




種族 アベコベ

職業 逆様

Lv1

HP345000

MP1


STR1

VIT 1

DEX 1

INT 6666 × 10(66660)

AGI 1

MND 1


skill

みっちゃだめ〜〜♡


種族特性

だからみちゃだめ〜〜♡


職業特性

だ〜か〜ら〜みちゃだめぇ〜〜♡







お読みいただきありがとうございます!


もしよろしければ★と♡、フォローのほどをよろしくお願いします!モチベになります!





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る