第四十六話ユニークモンスターとイベント⑱
とりあえず一時的強化剤(消費期限切れ)では一部のプレイヤーたちに太刀打ちできないとわかった。
リオレ──流石にもうやめておこう…ほねほねどらごんももう三匹目が討伐されてしまった。
ていうかスカルよりも早くほねほねどらごんが倒されていることが驚きだ
ほねほねどらごんよりもスカルのほうがVITは高いがほねほねどらごんは空を飛ぶことができるという大きなアドバンテージがある
その大きなアドバンテージをひっくり返しているのが、おそらく《サーデム》のプレイヤー達の思考からくる行動だ
《ファスト》《セカディル》は戦い慣れていないプレイヤーが多く、魔物をとりあえず殴るという行動が多く見られる
逆に《フォーバル》《王都》は戦い慣れすぎて他のプレイヤーからの横取りやPKを警戒しまくるので、魔物に優先度などつけずに速攻で殺るという行動が多い
対して《サーデム》は《ファスト》《セカディル》と比べれば戦い慣れているが《フォーバル》《王都》よりはPSも戦い慣れてもいないので比較的魔物に優先度をつけて優先度の高い魔物から処理していくことが多い
だから《サーデム》では優先度が高いことが多い飛行系の魔物を殺るために弓や銃、魔法などの遠距離攻撃職が多いのだ
でそのことを完全に忘れていた馬鹿はユニークモンスターです…おっかしいなぁ…
ちなみに人狼はなかなか前線で良い活躍をしている。
人狼は種族特性でスキル[豪毛]を持っており、毛にMPを込めれば魔法への大きな耐性を得ることができる(MPを込めている時のみ)
そして一気に敵との距離を詰めるためにAGIは高めだし、瞬間移動系のスキル[縮地]もあるので神出鬼没である。
そしてその高いAGIと[縮地]を活かして、自分は安全地帯にいると思っている遠距離職をボコボコにしている
このペースでボコボコにし続ければ、ほねほねどらごんも一匹は残るだろう
まぁ何か不測の事態になったらゾンビウルフに永遠と仲間を呼んでもらうとしよう…
ごろーさんが駒を切らさないための狩り係なので使えないからだ
今日のスタンピードが始まってからまだ2時間経ったか経ってないかくらいなのだが……1/3の魔物が天に召されてるのなんでなんで…?
とりあえず足止めを…誰にしよう…死霊大帝は論外、昨日あいつ一体だけで4時間耐えてたからだめ
ごろーさんは役割があるし、メグリニはワンパンだろうし…ふわりんは二番煎じだし…俺は論外だし…スカルは…ワンパンではないけどツーパンだろうし…そういえばスカルってもう1段階ぐらい合成できた気が……
なんか一時にしたら気になるのでごろーさんが集めている《スケルトンの駒》を大量に消費して《スカルの駒》×10を用意した
合成してできたのがこちら…
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《
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スケルトンが成長しきった姿
全長20m…歩いただけで街が滅ぶぞ!
餓者髑髏が歩いたところは妖気が充満して一般人だと即死する
プレイヤーが入ると状態異常(妖気汚染)となり妖気汚染状態だと視界超不良、一分間に最大HPを1/10減らし、MPの回復が無効になる(自然回復、ポーション、魔法も含めて)
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餓者髑髏?
ようかい◯ォッチ?
なに?ドッチボールでもする?
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