第13話 当然のお話で

 考えてみれば当然のお話で、“市民” に害をなす者を冒険者などの他力まかせにするほうが問題だったのです。



 行政が駆除、捕獲しなければ

「なんのために税金納めているんだ!」

「やっぱり野党に投票しよう」

 となりますから。



 自治体、国が全面的に協力して異世界の魔王もそれ以外のモンスターも管理下においたそうです。



 市民の生活の安定こそ、税収の安定につながり、国の繁栄にもなる、そうなったようですね。



 よってこの世界でも所得税、自治体に払う住民税、医療費のための健康保険に老後の年金等々を誰もが払う仕組みになっています。


 けっこう高いそうですよ…。


 

 というわけで僕の異世界ライフが始まりました。



 でもね…きっと異世界の未来も変わっていくのでしょう。

 僕らがいた世界だって数年で目まぐるしく変わるのだから異世界がそうでないはずはないです。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る