第27話 お悔やみ
先月、大切な人の母親が亡くなった。悩んだ末、実母の骨を拾いに行くのをやめた。悔し涙を流していた。しかし、生前に精一杯尽くしたからいいのだと。私は、自分の母が、死んで線香などあげてもらわなくていい、わからないのだから、と言っていたのを思い出した。だからといって、そのとおりにはしなかった。
最後に顔を見て骨を拾わせてあげたかった。もはや見守り続けることしか自分にはできない。
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