第14話 パーツ
必要なのはパーツであって本体ではない。
欲しいものだけを切り売りしてくれれば、それでいい。
受け容れて欲しいものと受け容れられるものとは大抵一致しない。
それを理解できないうちは憂鬱になる。
所詮パーツは与えられた機能を当たり前に発揮するだけの、既製の消耗品に過ぎない。
しかし、それで十分なのだ。
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