第4話

最近、妹ちゃんが元気気になって来て良かった。


「うん、すっごく倒したい奴がいてね」


そういえば、妹に勝った凄いプレイヤーが現れてたって普通に凄いよね。

妹は今や世界中で一番のゲーマーで有名なのに、


「必ず、リベンジしてね!」


「当然!!」


妹ちゃんには悪いけど、そのライバルさんにはもう少し勝って欲しいな。


そうしたら妹ちゃんが燃えて楽しい時間が続くから。


ーーー


「何で!!全然出てこないのよ!!」


「勝ち逃げかー!!勝ち逃げなのか!」

妹はかつて無い初の完全敗北屈辱を感じて居たんだが、その相手が何度もフリーマッチを探しても出てこなかった。


ーーー


こないだのゲームはもう全勝しちゃってちょっと練習にならなかったから、他のゲームにしようと。


もしかすると配信中の妹ちゃんに会えると思ったけど、私がノーダメで倒せる相手な訳ないし、残念だったな。


「よし、次はこれだね!!」


そして、姉は次と次とゲームをクリアしていく。


案外、妹ちゃんみたいに同時プレイって出来るんだ。


ーーー

 

「え、目撃情報!!教えて!!教えて!!」


ーーーー


あ、お姉ちゃんラブさんだ。前に戦ったけどこのゲームもやってるんだ。名前が印象深いから覚えてたんだよね。


win


また勝っちゃった。


ーーーー


「また、負けた。嘘でしょ」


ーーーー


「妹ちゃん、最近燃えてるね!!」


「うん、お姉ちゃん!!例のライバルさん他のゲームでも見つけて勝負を挑んだ!!」


「どうだった?」


「思いっきり負けた!いやー、めちゃくちゃ強かった。」


「そうなんだ!!次は勝てるといいね!!」


「うん!!」

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