届かぬ想い

「君が好き……修太しゅうたくんは?」


 学校の放課後、教室にたった2人で椅子をくっつけて座る。私は頭を修太くんの肩に預け、呟くように質問する。


 イケメンで誰にでも優しい私の幼馴染。こんなの好きになるなと言う方が難しい。少し悩んでから修太くんは口を開いた。


「俺は白身の方が好きかな。黄身は苦いし」

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